ソラマメタビ

旅好き、料理好きなmamenyanです。2010年3月長女こまめ誕生♪マメペースで子育て中です

11月28日 インド13日目

1月 15th, 2009 by mamenyan

11月28日 聖地バラナシへ

朝6時半、
「チャーイ」
の声で目が覚めた。
宿泊先YMCAは朝食とモーニングチャイ付き。
ご丁寧に朝起こしてくれる。

チャイをすすりながらテレビをつけると、相変わらずテロの映像が流れていた。
まだ犯人は立てこもってるらしく、燃えるタージホテルや銃を構えた物々しい兵士たちの映像が映し出されていた。

朝食をとり、レセプションへ。
もう1泊したいことを伝えると
「今夜は予約でいっぱいだから無理。あれ?今夜バラナシいくんじゃなかったっけ?」
「そうなんだよ。でも、テロが起きて怖いし、親も心配してるから日本に帰ろうと思って」
「バラナシは大丈夫だよ。テロリストはムンバイとかデリーとか経済の中心を狙うから。バラナシは田舎だし。ここコルカタは貧乏だから狙われないもんね。」

なんと楽観的。
そんな言葉にやや惑わされる。
Y輔は折角ここまで来たからバラナシに行きたいらしい。
大きなテロがおこった後すぐに他の場所でテロが起きることは無いだろうし、
テロの危険度的には今も以前も変わらないから。

しかしマメは日本に帰りたかった。

今も以前も危険度は変わらないといっても、そう簡単にはそうは思えない。
実際に自分が歩いた街が燃える様子を見たら怖くて仕方が無い。
親や友達もとっても心配してる。
自己責任で行動するっていうけど、結局自分の身に何かあったらいろんな人に迷惑を掛けてしまう。
怖い怖いと思って旅を続けるのは嫌だ。

そんな気持ちを引きずり、とりあえずランチ。
昨日のお店でおいしいラッシーを飲んで焼きそばを食べたら気分が落ち着いた。
どうしようかとY輔と話し合いをしてたら隣の席に日本人が座った。
「テロでびびってて日本に帰ろうかと思うんだけど。。。」
「田舎に行けば大丈夫っすよー。そんなびびってたら何にもできないっすからねー」
「そうなんだけど、そうなんだよね。」

なんか不安な気持ちとか全部彼らに話したらすっきりした。
で、恐怖も少しやわらいだ。
なんだかいける気がした。

で、バラナシ行き決定。

そうと決まったら、午後は観光しよう!!
っと思ったんだけど、特に見たいものが無い。
寺院はあんまり安全じゃなさそうだし、地下鉄に乗るのもねぇ。
歩いていけそうなマザーハウスに行ってみることにした。

サダルストリートからマザーハウスへの道は衝撃だった。
昨日見たコルカタの町は全然コルカタらしくなかったと言ってもいい。
今日歩いた道は生活臭が漂いすぎなザ・コルカタ。
本で読んだ混沌としたコルカタだった。
狭い道に溢れるサイクルリキシャーや人。
ほこりっぽい道をクラクションが鳴りまくる。
道の両脇には食堂や、なにやら作業場のようなものがぎっしり並んでいる。
道端には牛やヤギ、犬があっちこちにいて、ものすごい密度。そしてゴミの山。
あー、これがコルカタかぁ。

圧倒されながら、歩くこと30分。
思ったより早くマザーハウスについてしまった。
マザーハウスは開放されている時間が決まっていて、午後は3時から。
時間があったので、近場でお茶をしようかと考えたんだけど、
探せどもちょっとした休憩所は見つからない。
インド人はどうしてるかと言うと、
道端のチャイ屋で立ったままチャイをすすっている。
ちょちょっとチャイを飲んだ後は素焼きの器をぽいっと捨ててすぐどこかに行ってしまう。
ちょっとお茶しながらゆっくり休むと言う考えは無いらしい。
公園は路上生活しゃがいっぱいいて休まらないし、あちこちゴミだらけなのでうかつに休めない。
ホテルがないと本当にインドでは休めない。

道端で時間をつぶしていざマザーハウスへ。
中に入ると、白い大きな箱型の石碑があって、そこにみんなお祈りしている。
マザーのお墓らしい。
隣はマザーの歴史が展示されている。
もちろん全部英語だからしっかり理解はできなかったんだけど、
このマザーハウスで得たことは「LOVE」
愛だよ、愛。
マザーテレサのことについて、実はあまり詳しくないから日本に帰ったらしっかり勉強しようと思う。
写真を見るととっても優しそうなおばあちゃん。
どの写真も静かに微笑んでいて、その笑顔を見ただけで心が温かくなる笑顔だった。
キリスト教ではないけど、今回のテロの犠牲者の冥福をマザーの墓前でお祈りし、
世界が愛に満ちて平和になることをお祈りした。
ドネーションを受け付けていればしてこようと思ったんだけど、見当たらなかった。
名簿に名前を記入したら記念にペンダントトップをもらえた。
早速鍵と一緒に身に着けておくことにした。

マザーハウスを後にして、早めの夕食をとり駅へ向かった。
駅はやはり人でごった返している。
一応入り口にセキュリティーチェックがあり、そこを通らないとは入れないようになっているが、
金属探知機がピーピーなっても素通りできた。
そういえば、ムンバイのテロリストの映像で、駅のセキュリティーの下で銃を構えてる映像があった。
全くセキュリティーの意味なし。
しかし、あっちこっちに銃を構えた兵士さん?警察?がいっぱいいて、物々しかった。
こんだけ人がいたら怪しい人なんてわかんない。
もう諦めて何も考えず電車を待った。

ホームで待っていると子供が「お菓子買って」と、ねだってきた。「No」とお断りしても、諦めない。
Tシャツのすそを引っ張って「お菓子買って」と。
その手を振り払うわけには行かないし、でもお菓子を買ってあげるのはなんかちょっと違う気がして、
とっても困った。し、切なかった。
私たち外国人はどう考えてもお金持ちだ。
こうやって娯楽で旅行してるくらいなんだから、貧乏旅行をしてるとはいえお金もちなんだ。
わずかなお菓子代をケチってるわけじゃないけど、簡単にお菓子を買ってあげる事がいいことなのか良くわからないので断り続けている。

到着した列車に乗り込むと、私たちの席はすでにインド人家族に占領されていた。
「私たちの席、ここなんですが・・・」
っというと、座る分の席を空けてくれた。
どいてはくれなかった。
そんなにぎやか列車旅になった。
この家族はさっきの女の子と私たちのやり取りをずっと見ていた。
どんな風に思っていたんだろうか。

今回の席はエアコン付きのシートだったので、ちょっと豪華。
枕・シーツ・毛布がついていて、程ほど快適に眠ることができた。
14時間乗りっぱなしだったから、勇気を振り絞ってトイレにも行った。
インド式とウエスタン式があって、どっちもびちゃびちゃだった。
お尻をつけなくていい分インド式のほうがましかも。
もちろんトイレの穴から線路が見えた。
そうしているうちに列車はものすごい大きな川を渡った。
お父さんに「ガンガー?」と聞くと、そうだと言う。
ガンガー、ものすごい大きい。
さー、聖地バラナシに着いた。


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